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意識をむけてみるといろんなものが見えてきますよね。お酒とオンガクが好きなサラリーマンが綴る、意識の向けどころページです。お仕事の息抜きや、お酒の肴にどうぞ。


by dasauso
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はたらきすぎるワケ

週末の出張に向けてばりばりと資料を作り、現地でエネルギーを搾り取られて1日休む、というサイクルがどうも、ここんところ続いている。給料は週5日分で、休日手当てはもちろん、休日分の給料は出ないので、ほんと代休とりまくって海外でのんびり...とでもせんと割があわないのかもしれない。

はたらきすぎの要因は、週一日の休みのせいだけではない。アルバイトさんの存在だ。基本的には、自分が仕事を与えないといけないので、きばって仕事を与え続けなくてはならない。それはそれで疲れるのだが、そういうことがいいたいのではない。

アルバイトさんは、それなりの給料しかもらってないが、仕事上は、部下の社員同然に思っている。バイトさんがついて1ヶ月経ったが、いろんな作業指示を出して、徐々にそれに応えてくれるようになってきた。そう、自分についているバイトさんが戦力化してきて、一定期間のうちにこなすせる(こなすべき)課題の数が増えてきたということが、はたらきすぎのもう一つの要因になっている。

先日は、とある会社のオペレーション改善のために、十数名の従業員インタビューメモから、問題点と思われる箇所にマーカーを塗らせた。そして、それぞれの問題点を一枚ずつを付箋に書かせた....そう、KJ法である。問題点はグルーピング化され、問題点を生んでいる原因と結び付けられ、あるいは新たな仮説が生まれ、それらの原因に対応する課題をまとめた。

私としては、一定時間の中で新たな課題に取り組めただけでなく、バイトさんに教える中で自分が勉強できたし、バイトさんはバイトさんのほうで、新しいことに取り組むことで意欲をわかせていたし、通りがかりにみんなが関心をもって作業机を覗き込んでいくのが、たいへん心地よかったらしく、喜んでいた。

それもこれも、本人に意欲があるからなせる業だが、喜んでいる部下をみるとこちらもありがたい。今はこちらが入社直後で、まだ数字に追われていないという余裕があるからかもしれないが、受注がとれて売上があがるのよりも、手塩にかけた部下が育っていく姿を見るほうが嬉しいと思う。

これまでまったく数字が苦手だったというバイトさんだが、先日こちらが一日出張で不在にした時に出した「仮想の八百屋店主になって、損益計算書の数字と言葉をつかって物語をかきなさい」、という課題ができるようになっていた。

そのうち、経営指標の分析あたりはバイトさんの仕事になるかもしれない。そしたら海外でゆっくり休める、かなぁ。
by dasauso | 2005-06-27 22:17 | オチゴト編