人気ブログランキング | 話題のタグを見る

意識をむけてみるといろんなものが見えてきますよね。お酒とオンガクが好きなサラリーマンが綴る、意識の向けどころページです。お仕事の息抜きや、お酒の肴にどうぞ。


by dasauso
カレンダー
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31

クロアチア風ジンファンデル

ワインの記事が少ないのだが、なんでかな。
別に感動がないわけではない。書く元気がなくなるほど飲みまくるからかもしれない。
クロアチア風ジンファンデル_b0060399_22585983.jpg


そういうわけもあって、ボジョレーヌーボー以来のワイン記事。
今日いただいたのは、Grgich HillsのZinfandel(2001)。
義理の弟君が現地カリフォルニアでかってきてくれたものである。

Grgichとかいて、ガーギッチとよむ。そう、ラベルの左下にある紅白の旗は、クロアチアの旗なのだ。
有名なロバート・モンダヴィ氏らと働き、そしてブルゴーニュのすんげぇ白ワインよりもうまいワインをつくったガーギッチ氏のワイン。
(1976年権威あるパリのブラインドテイスティングで、フランス人をいてこまして1位をとった。)

今日は、カリフォルニアらしいZinfandel種をつかったワイン。
たまに、すごくジンファンデルが飲みたくなる。
今日も、ケチャップやはちみつの入ったソースでローストしたスペアリブだったので、ジンファンデルを選ぶ。
ジンファンデルは、過去にもお好み焼きと絶妙のマリアージュを記録している。
お好み焼きすなわちビールとは限らんですぞ。

さて、抜栓。

廊下に出しておいたので、かなり冷えている。芳醇な香りにに包まれる。口にすると、心地よい酸味が引き立つ。
グラスは、中くらいのやや口の広がったものが一番心地よく感じる。

そして、スペアリブとともに。

んまい~。

甘みと酸味がバランスを保ちながら余韻へとつないでいく。
そして、なにより芯がある。あるいは骨格ともいうべきか。
甘みや酸味がその芯にのっかっているのか、どっしり感が酸味に支えられているのかはわからないが、とにかく三点倒立のごとく、いいバランスを保っている。
うまい。

それとは別に、なにか独特の感じがあることに気づく。
なにか、異国情緒を感じさせる味わいがこのジンファンデルにあった。
それは、たぶん、フランスのワインに慣れ親しんでいるせいではないかと思った。
自分にとってフランスが本国というわけではないが、ワインをのむときは、フランスワインがベースになっているということであろう。

喩えは違うが、ナンプラーの香りのするマクドを食べると、なにか感じるところがあるに違いない。
自分にとっての「ホーム」ってなんだろうなって思う。

今日のジンファンデルにはそんな思いを起こさせるものがあった。

たまに飲むジンファンデル。
そして毎回応えてくれるジンファンデル。すてきだー。

◆今日のおとも◆
スペアリブのグリル・ グヤーシュスープ・ ミートローフとファルファッレのサラダ
by dasauso | 2005-01-27 23:04 | ワイン編