くらしあん
2004年 11月 07日
今日の音楽
今日は、生まれてはじめての体験を書き残しておく。
(「はじめての体験」については、またいつか書くことにする。)
今日はじめて「くらしあん」を呼んだ。生まれて初めての体験である。
最初にお断りをしておかなければなりません。まさか食事をしながらこのページをご覧の読者様はそんなにおられないと思いますが....そんな方、また、シモのお話で気分が悪くなられる方は留まって頂いた方がいいかもしれません。
という話をしたところで、お気づきの方も多いと想像する。ご不浄が流れてくれないのだ。
現場の状況をもう少し説明しよう。
フラッシュレバーをひねる。どうも流れているようで流れていない。水位がだんだんと上がってくる。
詰まっている。
1階と2階と二ヶ所あるトイレのうち、なんとこの現象は両方で発生している。
ということは、どういうことか?
器単位でつまっているということではない。あのカッポン棒(ドリフのコントにでてきそうなやつ。何というのだろう?)でカッポンカッポンやっても、救われないということだ。
これはいけない。到底私の手に負えるものではない。「くらしあん」を呼ばなければならない。会社に出勤するのと同じぐらいの時間に大阪へでかけなければならなかったので、あとは妻に任せることにした。
大阪からの帰り、家に近づいてくると、対応はまだこれからであったようで、家の前には「水色」のストライプの入ったワゴンがとまっていた。
着物でお出かけ前の妻が対応していたが、くらしあんワゴンと着物姿の妻のコントラストこそが、「生活するとは」を絵で物語っていた。
さて、家の前のガレージでは、ゴーフルぐらいのフタがあいていた。いままで気にも留めなかったのだが、「おすい」と書いたフタが3ヶ所、L字に配置されている。そこをあけると、まさに「おすい」が流れている。いや、澱んでいる。
いったい、原因は何だったのだろう?それが肝心である。そうたびたびワゴンを呼んで、近所の目をひくのはあまりにみっともない。二度と過ちを繰り返してはならない。
ともかく作業がはじまった。三つのフタのうち一つは最下流、あとの二つは上流部のうち、配管がコーナーを曲がるところが見えるようについているふただった。(コーナーにフタをつけるべしというのはどうも法律で決められているらしい。)
最下流からホースを突っ込む。ホースと言っても、当然専門のもので、胃カメラみたいなのを管の中に突っ込んでいくことになる(実際にカメラがついているわけではない。ついていたらこわすぎる。)。カメラにあたる部分には、水を噴射する口がついており、そこからかなりの圧力で水が出てくる。これで、詰まっているものを洗い流す
ということになっている。
ホースを突っ込むと、徐々に下流側に水が流れてきた。それを続ける。
しかし、上流側ではまだ澱んでいる。おかしいではないか。
からくりはこうだった。詰まっていたのは「おすい」だったが、原因は、「おすい」ではなかった。実は、マンホールのフタは「おすい」のほかに、「生活排水」のものがあり、最下流の手前で合流しているのだった。そちらが邪魔をしていたのだった。
「詰まるところ」の原因は、台所から出た排水に含まれた脂肪分で、それが生活排水の一時貯水層にびっしりとこべりつき、それが「おすい」側との合流点を超えてなだれ込んでおり、「おすい」の道をふさいでいたのだった。
そうか、台所からのあぶらが原因だったか。そう簡単につまると困るんだけどな。と思いつつも、なんだかとても救われた気がした。
原因がわかればあとは早かった。臨時出費として25,000円がかかった。
くらしあんは高かったが、サービスマンはこちらの質問に懇切丁寧に答えてくれ、こちらの身になって考えてくれ、そして明るく作業してくれた。ごく自然な感じだったのだが、へこんでいただけにそれがうれしかった。ほんとうに困っているときほど、ちょっとしたことがうれしいものだ。
こうして、我が家の危機は回避された。いったいここまで詳しく解説している自分は何なんだろうと思うと少し悲しくなってきた。
ブログ最初の記事がこんなんだなんて...これからどうしよう。
先行き不透明?というか、先行き●●色ということで。
うぅ。
下水の貯蔵タンクには脂汚れがたまっている!
あトンスィオン!
今日は、生まれてはじめての体験を書き残しておく。
(「はじめての体験」については、またいつか書くことにする。)
今日はじめて「くらしあん」を呼んだ。生まれて初めての体験である。
最初にお断りをしておかなければなりません。まさか食事をしながらこのページをご覧の読者様はそんなにおられないと思いますが....そんな方、また、シモのお話で気分が悪くなられる方は留まって頂いた方がいいかもしれません。
という話をしたところで、お気づきの方も多いと想像する。ご不浄が流れてくれないのだ。
現場の状況をもう少し説明しよう。
フラッシュレバーをひねる。どうも流れているようで流れていない。水位がだんだんと上がってくる。
詰まっている。
1階と2階と二ヶ所あるトイレのうち、なんとこの現象は両方で発生している。
ということは、どういうことか?
器単位でつまっているということではない。あのカッポン棒(ドリフのコントにでてきそうなやつ。何というのだろう?)でカッポンカッポンやっても、救われないということだ。
これはいけない。到底私の手に負えるものではない。「くらしあん」を呼ばなければならない。会社に出勤するのと同じぐらいの時間に大阪へでかけなければならなかったので、あとは妻に任せることにした。
大阪からの帰り、家に近づいてくると、対応はまだこれからであったようで、家の前には「水色」のストライプの入ったワゴンがとまっていた。
着物でお出かけ前の妻が対応していたが、くらしあんワゴンと着物姿の妻のコントラストこそが、「生活するとは」を絵で物語っていた。
さて、家の前のガレージでは、ゴーフルぐらいのフタがあいていた。いままで気にも留めなかったのだが、「おすい」と書いたフタが3ヶ所、L字に配置されている。そこをあけると、まさに「おすい」が流れている。いや、澱んでいる。
いったい、原因は何だったのだろう?それが肝心である。そうたびたびワゴンを呼んで、近所の目をひくのはあまりにみっともない。二度と過ちを繰り返してはならない。
ともかく作業がはじまった。三つのフタのうち一つは最下流、あとの二つは上流部のうち、配管がコーナーを曲がるところが見えるようについているふただった。(コーナーにフタをつけるべしというのはどうも法律で決められているらしい。)
最下流からホースを突っ込む。ホースと言っても、当然専門のもので、胃カメラみたいなのを管の中に突っ込んでいくことになる(実際にカメラがついているわけではない。ついていたらこわすぎる。)。カメラにあたる部分には、水を噴射する口がついており、そこからかなりの圧力で水が出てくる。これで、詰まっているものを洗い流す
ということになっている。
ホースを突っ込むと、徐々に下流側に水が流れてきた。それを続ける。
しかし、上流側ではまだ澱んでいる。おかしいではないか。
からくりはこうだった。詰まっていたのは「おすい」だったが、原因は、「おすい」ではなかった。実は、マンホールのフタは「おすい」のほかに、「生活排水」のものがあり、最下流の手前で合流しているのだった。そちらが邪魔をしていたのだった。
「詰まるところ」の原因は、台所から出た排水に含まれた脂肪分で、それが生活排水の一時貯水層にびっしりとこべりつき、それが「おすい」側との合流点を超えてなだれ込んでおり、「おすい」の道をふさいでいたのだった。
そうか、台所からのあぶらが原因だったか。そう簡単につまると困るんだけどな。と思いつつも、なんだかとても救われた気がした。
原因がわかればあとは早かった。臨時出費として25,000円がかかった。
くらしあんは高かったが、サービスマンはこちらの質問に懇切丁寧に答えてくれ、こちらの身になって考えてくれ、そして明るく作業してくれた。ごく自然な感じだったのだが、へこんでいただけにそれがうれしかった。ほんとうに困っているときほど、ちょっとしたことがうれしいものだ。
こうして、我が家の危機は回避された。いったいここまで詳しく解説している自分は何なんだろうと思うと少し悲しくなってきた。
ブログ最初の記事がこんなんだなんて...これからどうしよう。
先行き不透明?というか、先行き●●色ということで。
うぅ。
下水の貯蔵タンクには脂汚れがたまっている!
あトンスィオン!
by dasauso
| 2004-11-07 20:44
| ニチニチ編