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意識をむけてみるといろんなものが見えてきますよね。お酒とオンガクが好きなサラリーマンが綴る、意識の向けどころページです。お仕事の息抜きや、お酒の肴にどうぞ。


by dasauso
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ボーヌ1er Cru を飲み比べだ

なんだか土日関係なく毎日会社なんですが、クリスマスはちゃんと祝うことが出来ました。今日(23日)は、久々にしっかりとお酒。しっかりとワイン。予習(!)ということで、今回はボーヌプルミエクリュ(Beaune 1er Cru)の飲み比べです。

ボーヌ1er Cru を飲み比べだ_b0060399_22481276.jpg

向かって右、ルイ・ジャドは、テュヴィラン(Thuvillains)は良年の1999年、
左は、フィリップ・ブシャールのレ・テューロン(Les Teurons)で、2004年。雹(ひょう)が降ったりして、あまり評判良くない年だそうですが、さて、どう出るか。

会社から帰る前に、妻に電話して、抜栓しておいてもらいました。

04年のテューロンは、さすがに香りも若々しいけれど、すこし○○○(つきのともえ)の香りが。テュヴィランのほうは、最初から○○○の香りがしていました。おお、期待できます。色はまだ褐色入っていません。

ボーヌ1er Cru を飲み比べだ_b0060399_2248284.jpg


お料理は、鹿肉のブルターニュ風煮込み、鹿肉のステーキ、牛蒡と蓮根とイチジクの赤ワイン煮、海老のパイと、フォアグラゼリー、にんじんグラッセ、あとはフロマージュですね。

翌日(24日)も会社へ行くので、あんましたくさん飲めないから、シャンパンも白ワインもなし。最初から赤ワインでゴーです。

さて、ルイジャドのテュヴィラン、焦げた香りがぐーっと押してきます。けれども、デキャンタに入れて3時間過ぎたあたりから、急に表情が変わりました。これは若返ったのでしょうか。最初のつきのともえの香りが引っ込み、鼻に抜ける花の香りに。後味はまだあごに肥の香りですねえ。「だんだん美味しく」なってきます。少し昆布がでてきます。5時間たった頃には少しくたびれていました。パジャマモード。

この抜栓からの味の移ろい、妻は、椿姫(ヴェルディ La Traviata)のなかのヴィオレッタのようだと喩えていました。

あまり、デカいグラスに入れるよりも、中くらいのほうが香りもええし、滑らかに頂ける感じです。



レ・テューロンの方は、最初は渋いものの、だんだんこなれてきて、バニラの香りがひろがっていきます。甘い誘惑。軽やかだけれども、軽くない。こちらは、さらに小さなグラスがいいみたいです。小娘系で04年とはいえ、もう飲めてしまうけど、少し落ち着かせるとええ感じ。


昨年のクリスマスには、中国人ワイン、もとい幼子イエスということで、やはりボーヌをもらったのでした。今年はお返しに、妻のバースイヤーヴィンテージで、ソーテルヌ(の向かい)の貴腐ワインをプレゼントしました。値段言わなきゃよかったかな。たったの4000円。妻が若いのではなく、ワインが安いのです。


【本日のワイン】
Beaune 1er Cru Thuvillains 1999 , Louis JADOT 4200円
 お値打ち感 ★★★☆☆

Beaune 1er Cru Les Teurons 2004 , Philippe Bouchard 2700円
 お値打ち感 ★★★☆☆

どちらも、値段通りのそこそこ感。及第点ではあるが、大きな感動ではない。もう一度同じの買うよりは別のを飲んでみたいです。

両者最初にコゲ感を楽しむことが出来ました。これもボーヌの特徴なのか...
飲み比べといっても、共通点より違いの方が多く。広い地域やからなぁ。(言い訳)


さぁて、もういくつ寝ると...Enfin La Beaune !
by dasauso | 2006-12-24 23:59 | ワイン編