悪いけど忘れがちなこと
2005年 12月 27日
最終電車。途中の駅でなかなか電車が出ない。
その原因、その原因であるお兄ちゃんは、すぐ近くにいた。
「こんなもん、○○駅までしかいかれへんやんけ!
どないしてくれるっちゅうねん。」
「××駅まではいけますから。」
「ほんだら、そのあとはどないするねん、えー!」
「××駅まではいけますから、あとはお客様のご判断で...」
極めて紳士的に対応する駅員。
「ほんなもん、あとどないせぇっちゅねん。だいたいな、お前、
俺が中卒やからって馬鹿にしとるやろ。あー!」
彼が言いたかったのは、帰れるかどうかではない。
ないがしろにされ、(私が見る以前に)適当にされかけた対応に対して、
そして、日ごろから溜まっているであろうことに対してこだわっているのであった。
そこへきて、駅員の一言。
効いたパンチ。
「自分(の学歴)もそんなにかわりませんから。」
わめいていた彼はおとなしく電車に乗った。
先に発車をまっていた帰宅の途の人々に、
「えらい、すんまへんなぁ」
そう、いえることでもない。
彼の気持ちがわかるか。
中学までは地元で育った。
わかっているつもりではある。
それからは進学校へ進んだ。
それなりにわかっているつもりではいる。
一人一人は自分を賭けて一生懸命に生きているということなのだ。
ただ、自分は、自分以外の人の境遇について、あまりに忘れがちである。
「ネタみ」が一方通行であるとするならば、いつしかそれは意識の底に埋もれがちである。
これこそが、気をつけないといけないことなのだと思う。
身近で起こることも、遠いところで起こっていることも。
そして、いつしか自分の真上で起こることであろう。
あトンスィオン!
その原因、その原因であるお兄ちゃんは、すぐ近くにいた。
「こんなもん、○○駅までしかいかれへんやんけ!
どないしてくれるっちゅうねん。」
「××駅まではいけますから。」
「ほんだら、そのあとはどないするねん、えー!」
「××駅まではいけますから、あとはお客様のご判断で...」
極めて紳士的に対応する駅員。
「ほんなもん、あとどないせぇっちゅねん。だいたいな、お前、
俺が中卒やからって馬鹿にしとるやろ。あー!」
彼が言いたかったのは、帰れるかどうかではない。
ないがしろにされ、(私が見る以前に)適当にされかけた対応に対して、
そして、日ごろから溜まっているであろうことに対してこだわっているのであった。
そこへきて、駅員の一言。
効いたパンチ。
「自分(の学歴)もそんなにかわりませんから。」
わめいていた彼はおとなしく電車に乗った。
先に発車をまっていた帰宅の途の人々に、
「えらい、すんまへんなぁ」
そう、いえることでもない。
彼の気持ちがわかるか。
中学までは地元で育った。
わかっているつもりではある。
それからは進学校へ進んだ。
それなりにわかっているつもりではいる。
一人一人は自分を賭けて一生懸命に生きているということなのだ。
ただ、自分は、自分以外の人の境遇について、あまりに忘れがちである。
「ネタみ」が一方通行であるとするならば、いつしかそれは意識の底に埋もれがちである。
これこそが、気をつけないといけないことなのだと思う。
身近で起こることも、遠いところで起こっていることも。
そして、いつしか自分の真上で起こることであろう。
あトンスィオン!
by dasauso
| 2005-12-27 00:55
| ニチニチ編